接続法過去
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接続法過去

基本的には不明瞭・不本意な過去の状況を表す。

最も頻度が高いのは、反実仮想の条件節(帰結節は直説法過去未来

Se você me falasse a verdade, eu falaria com o chefe.   あなたが本当のことを話してくれさえすれば、私もボスに話してあげられるのだが(あなたも話さないことだし、こりゃムリだね)。

帰結節は省略されることもある

  • Ah, se ela soubesse que, quando ela passa, o mundo sorrindo se enche de graça e fica mais lindo por causa do amor...  あー、彼女が通り過ぎるときにみんな中が喜びで満たされて、世界中が愛の力でずっと美しくなるって、彼女が知ってさえいればなぁ("Garota de Ipanema" ボサノバの名曲、より)
  • Ah, se eu pudesse entender o que dizem seus olhos...  あー、あなたの眼差しが何を意味しているのか、ボクにわかったらなぁ("Este seu olhar" ボサノバの名曲、より)

その他、接続法現在の用法に準じて、時制を過去へずらす場合に用いられる。

  • 「希望・命令・願望・忠告・許可・主張・禁止・満足・不快・同情・疑問・不信」の意味の過去の主節に続く、que以下の従属節
  • 「不確定・予想」の非人称表現(直説法完全過去・不完全過去)の主節に続く、que以下の従属節
  • 直説法過去・不完全過去(またはirの過去+不定詞)の主節に続く、特定の接続詞句
  • 直説法過去・不完全過去の主節に続く、「目的・結果・譲歩」を表す特定の接続詞句

というように、使用法が多岐にわたるので、各動詞の例文に表題を添えて繰り返す。

活用は、直説法完全過去三人称複数の語幹に以下の活用語尾を適用する。

-ar

-er

-ir

-asse -esse -isse
-asses -esses -isses
-assee -esse -isse
-ássemos -êssemos -íssemos
-ásseis -êsseis -ísseis
-assem -essem -issem

 

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  • 「希望・命令・願望・忠告・許可・主張・禁止」の意味の(直説法完全過去・不完全過去)主節に続く、que以下の従属節
    • Eu desejava que você me falasse a verdade.  あなたが私に本当のことを話してくれることを望んでいました(が、、、)。
    • Mandei que você me falasse a verdade. あなたが私に本当のことを話すよう、私は命じた(のに)。
    • Pedi-lhe que me falasse a verdade.  あなたが私に本当のことを話してくれるよう、私はお願いした(のに)。
    • Proibi-lhe que me falasse a mentira.  あなたが私に嘘を言うことを、私は禁じた(のに)。
    • Eu disse-lhe que me falasse a verdade.  あなたが私に本当のことを話すよう、私は言った(命じた)。。。のに。
  • 「満足・不快・同情」の意味の(直説法完全過去・不完全過去)主節に続く、que以下の従属節
    • Fiquei contente que me falasse a verdade.  本当のことを話してくれるとは、本当に満足でした。
    • Senti muito que você falasse com o sujeito.  あいつと話したとは、私は残念でなりませんでした。
  • 「疑問・不信」の意味の主節(直説法完全過去・不完全過去)に続く、que以下の従属節
    • Eu não cria que você falasse a verdade comigo.  あなたが私に本当のことを話すとは信じていませんでした。
      • Eu cria que você falou a verdade comigo.  あなたが私に本当のことを話してくれると信じています。
    • Duvidei que você falasse a verdade comigo.  あなたが私に本当のことを話すということを、私は疑いました。
      • Não duvidei que você falou a verdade comigo.  あなたが私に本当のことを話していることに、疑念はありませんでした。
  • 「不確定・予想」の非人称表現(直説法完全過去・不完全過去)の主節に続く、que以下の従属節
    • Era possível que eles me falassem a verdade.  彼らは私に本当のことを話してくれるかもしれなかった。
    • Era hora de que ele me falasse a verdade.  もう彼が私に本当のことを話してくれてもいい頃だった(が)。
    • Era preciso que ele me falasse a verdade. 彼が私に本当のことを話すことが必要だった(のだが)。
      • Era certo que ele me falou a verdade.  彼が私に本当のことを話したのは確実だった。
  • 直説法過去未来(またはirの不完全過去 + 不定詞)の主節に続く、特定の接続詞句
    • antes que (する前には)
      • Eu não partiria antes que você me falasse a verdade.  あなたが私に本当のことを話す前には、私は出かけないつもりだった。
    • até que (するまでは)
      • Eu não falaria nada até que você me falasse a verdade.  あなたが私に本当のことを話すまでは、私は何も話さない。
    • logo que (すればすぐに)
      • Eu falaria para os seus pais logo que você me falasse a verdade.  あなたが私に本当のことを話せばすぐにご両親にもお話しよう。
  • 目的・結果・譲歩をあらわす特定の接続詞句(主節は過去または過去未来)
    • para que (するために)
    • ainda que (したとしても)
    • de modo que (するように)
    • a nao ser que (を完了していないかぎり)
    • posto que (したとしても)
    • assim que (したらばすぐに)
    • contanto que (してあるかぎりは)
    • sem que (を完了することなしには)
    • a-fim que (を完了することを目的として)
    • no caso que (した場合は)
    • caso (した場合は)

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