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2.子音
2−1.子音の分類
2-2. 子音字表記と発音の確認BBa Bi Bu Be Bo で、「B音バ行:バビブベボ」 CCa Cu Co は、「K音カ行:カ、ク、コ」 / Ci Ce は、「S音サ行:スィ、セ」 / Ça Çu Ço は、「S音サ行:サ、ス、ソ」 Ca Qui Cu Que Co 「カキクケコ」 Ça Ci Çu Ce Ço 「サシスセソ」 CHCha Chi Chu Che Cho で「SH音シャ行:シャ、シ、シュ、シェ、ショ」 DDa Di Du De Do は「D音ダ行: ダ、ディ、ドゥ、デ、ド」 ただし、Di はブラジルでは「ヂ」(「チ」の音のまま有声化した音、Jなどとの区別に注意)。語尾・音節末の -de 前置詞の de も「ヂ」と発音(ポルトガルでは[ドェ]のような暗い音)。接頭辞de- des- は、「デ」も「ヂ」も可。 日本語の「ヅ」に相当する発音・表記はない。 FFa Fi Fu Fe Fo で、「F音ファ行:ファ、フィ、フ、フェ、フォ」 日本語の息を吹くような「ふ」に相当する発音・表記はない。 GGa Gu Go は「G音ガ行:ガ、グ、ゴ」/Gi Ge は「J音ジャ行:ジ、ジェ」 /Gui Gue で「ガ行:ギ、ゲ」/Güi Güe で「グウィ、グウェ」(Gua Guo「グワ、グウォ」と並ぶ音) Ga Gui Gu Gue Go 「ガギグゲゴ」 Gua Güi Gu Güe Guo 「グワ、グウィ、グ、グウェ、グウォ」 Ja, Ji = Gi, Ju, Je = Ge, Jo 「ジャ、ジ、ジュ、ジェ、ジョ」 Gi, Geは英語のGiantのような「ヂ」音にはならない。 H読まない。 JJa Ji Ju Je Jo で「J音ジャ行:ジャ、ジ、ジュ、ジェ、ジョ」 SH音「シュ」をそのまま有声化した音、日本語の「じ」などに比べ、摩擦状態が長めに続き、とても軽い印象。 KKa Ki Ku Ke Ko で「K音カ行:カキクケコ」 原則、外来語の表記にのみ用いる。 LLa Li Lu Le Loで「L音ラ行:ラリルレロ」 必ず舌の先を上前歯の後ろにつけて発音。日本語の「らりるれろ」とは若干印象が違う。敢えて例えれば「ろれつがまわらなくなった状態」に似ている音か。 al il ul el ol のように語尾・音節末に現れたときは、さらに舌の付け根も持ち上げて発音。母音「ウ」に相当近い印象の音になる。(「アウ、イウ、ウゥ、エウ、オウ」 LHLの形(舌先を上前歯の後ろにつける)をしたまま「ヤ、イ、ユ、イェ、ヨ」を発音するつもりで Lha Lhi Lhu Lhe Lho 「(リャ行):リャ、リィ、リュ、リェ、リョ」 MMa Mi Mu Me Mo で「M音マ行:マミムメモ」 am, im, um, em, om のように語尾・語末に現れたときは、直前の母音が鼻母音であることを示す記号の役目を持つ。この場合、m の音価はなし。 NNa Ni Nu Ne No で「N音ナ行:ナニヌネノ」 ans, ins, uns, ens, ons (語尾) an, in, un, en, on (音節末)のように現れたときは、直前の母音が鼻母音であることを示す記号の役目を持つ。この場合、n の音価はなし。 NHLHの発音(舌先を上前歯の後ろにつけたまま「ヤ、イ、ユ、イェ、ヨ」)を鼻にかけてする。 Nha Nhi Nhu Nhe Nho 「(ニャ行):ニャ、ニィ、ニュ、ニェ、ニョ」 PPa Pi Pu Pe Po で「P音パ行:パピプペポ」 Q必ず Qu の形で使用。Qua Qüi - Qüe Quo 「クワ、クウィ、クウェ、クウォ」/Qui Que は「K音:キ、ケ」 R-ra- -ri- -ru- -re- -ro- (語中単独のR)は、舌を一発弾いて発音する日本語のラリルレロに近い音。 -ar -ir -ur -er -or のように、語尾にくるものについては、、、
次の4種類は、巻舌(ポルトガル)、のどひこ摩擦音(ブラジル)
巻舌・のどひこ摩擦音の発音については、別記(とりあえずマイBLOG「ひとかっぷ湾岸線」内「巻舌道場」をご参照ください) S"母音S母音"の場合、「Z音ザ行: ザ、ズィ、ズ、ゼ、ゾ」 sb, sv, sd, sg, sl, sm, sn, sr, sz という綴りになるときも [z] (ポルトガルでは 「J音」)
(母音があるわけではないのでJuやZuにならないように注意) アンシェヌマン風に連続発音される場合も[z]: as asas [ア'ザーザス] 羽根 ブラジルではざっくりと、その他は「S音サ行: サ、スィ、ス、セ、ソ」 ポルトガル・ブラジル共通で [s]になるのは、次の5種類
ポルトガル(特にリスボン周辺)および、リオデジャネイロ周辺での[SH音]
(母音があるわけではないのでShuにならないように注意) 語尾が 「母音(a e o u) + SまたはZ」のとき、軽く、極かるーく、[ィ]音が入ることがあります。ポルトガルおよびリオデジャネイロで頻繁、サンパウロでもそれなり、そのほかの地域では少ないようです。極かるーく、なので、「い」と言ってやろう、などとは思わないでください。 軽くないとどんな不都合があるかというと、地下鉄の回数券10回分のやつが欲しくて「ムウチプロ・ヂ・デーィス (dez)」と言ったつもりが、窓口のお姉さんがちょいと迷った挙句、2回分のやつ(dois)をよこしたり、ということがありえるわけです。そうなったらなったで、両手を見せて「デスデス」と言い直せば済むんですが、とりあえず面倒くさい。 ただ、まるでオミットしてしまうと、これまた発音が硬く、田舎風、またはスペイン語風に聴こえてしまいますので。かるーく、かるーく、、、
TTa Ti Tu Te To で 「T音タ行: タ、ティ、トゥ、テ、ト」 ただし、Ti はブラジルでは「チ」。語尾・音節末の Te 二人称目的格代名詞の te も「チ」と発音(ポルトガルでは[トェ]のような暗い音)。 VVa Vi Vu Ve Vo で「ヴァ行V音: ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ」 XSH音、Z音、S音、[ks]の4通りがあり、その区別は規則的ではありません。 X-1:SH音
X-2: Z音
X-3: S音
X-4: [ks]
Y原則、外国語の表記にのみ使用(「外来語」の表記からも除かれている)。出てきたら i のつもりで読まれる。 Z語頭Z-、および、母音Z母音では「Z音ザ行:ザ、ズィ、ズ、ゼ、ゾ」 アンシェヌマン風に連続発音される場合も[z]: a luz elétrica [アルィゼレートリカ] 電灯 zb, zd, zg, zl, zm, zn, zr の綴りのとき、ブラジルでは[z]、ポルトガルでは J音。 語尾 -z は、ブラジル標準では[s]、ポルトガル(特にリスボン周辺)とリオデジャネイロ周辺ではSH音。 |
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最近の更新: <PVI 更新> ポルトガル語動詞活用確認ワークシート(エクセル版)をアップデート(活用の登録漏れ修正)しました。 2006/11/15 < ラジオ局 > ポルトガル語のサンプルということで、ネット放送のリンクを集めはじめました。 2005/6/8 < Cafezinho > ブラジル人、なにかというと、「コーヒー飲みに」出かけます、そのココロを考察したコラムを対訳つきで(ポルトガル語・トピック) < 発音・綴り字読みの集中攻略 > ポルトガル語の発音・綴り字読み関係のまとめコーナーを集中工事中(ポルトガル語・発音)
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