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はじめに: 「よーく考えよう。規則は大事だよ」−−とても濃厚な前書き
1. ほとんど一休さんマター、だが?『諸相』はこんな質問からはじまります:
TICTACTICTACTICTACTICTAC・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「パンと叩いた手拍子の音は、右手が鳴ったのか?左手がなったのか?」と問われた一休さんは、「両手です」と答えましたが、果たして、desteの場合は? 正解は、"este"の"e"なのですが、 では、どうしてそう言えるのでしょうか? TICTACTICTACTICTACTICTAC・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1-a. 正解は類似現象と整合する!「ただし、○○の場合は××」の連続は本当の規則ではない可能性が高い、というのが第一の切り口です。「きれいな」規則ならば、他の類似する現象にも当てはまるはず。逆に言えば、他の類似する現象にも当てはまれば、それは正解に近い、と言えるのではないかということです。少なくとも、そちらのほうが、覚える側にとってありがたいのではないでしょうか?ということで、"de+○○"という形をとるものを取り上げてみましょう。
しまった。これではdesteと状況は変わりませんね。もっと他に、、、
どうでしょうか?dequele、dequela、desto、desso、dequilo、、、などとならないことからすると? 「de+特定詞(定冠詞・指示詞・指示代名詞)がこの順番で連続して現れると、d特定詞となる」という、ただ一つの法則で、少なくとも上記の10例を説明することができることになります(特定詞という言い方は一般的なものではなく、ここに定冠詞・指示詞・指示代名詞等をまとめるために用いました)。 一方でもし、「desteのeはdeのeである」と通すためには、 「ただし、de+esteの場合は」という例外を立ち上げなければならなくなるわけです。 さらに、それを通すためには「なぜesteのときだけ、そうなるのか」を証明できなければいけません。 「すっきり行ったら〜?」ということです。 1-b. 角度を変えてみる(声に出してみたら、単純だったりして)さて、表記面に限ったために説明が長くなりましたが、とりあえず読んでみたらどうでしょうか? "de"はポルトガルでは{ドゥェ}、ブラジルでは{ヂ}のように発音されます。 "este"は{エストゥェ}、{エスチ}です。 しかるに、"deste"は?{デストゥェ}、{デスチ}であって、{ドゥェストゥェ}、{ヂスチ}ではありません。 つまり、ポルトガル語の使用者は(話し手も聞き手も)習得の極初期から、desteのeはesteのeだと暗黙裡に同意しているのだということが、ここから分かるのです。 「みなさん(あなたも)、いつも口にしている通り」なのです。 |
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